Hiユニ構法とは?
木造軸組工法+接合金具+2×4工法を組み合わせた次世代工法です。
伝統の在来軸組工法を基に仕口に接合金物を使用し、耐震性・耐久性を高め、それに2×4工法の良さである面耐力(モノコック構造)を加えたものです。
木造軸組工法の性能を左右する最大のウィークポイントは、柱と梁の接合部です。
これにより住まいの耐震性や耐久性を格段にレベルアップすることができ、モノコック構造との相乗効果で地震や強風による縦揺れ(上下荷重)、横揺れ(左右荷重)いずれにも大きな耐力を発揮します。
木の良さはそのまま
木の持つ湿度の調整、 衝撃の緩和等の「健康快適性」、 「優れた耐久性」、 表面が焦げてもなかなか芯まで達しにくい「耐火性」 等、 木造の良さはそのままに最新の工法に進化させました。 「住まいは木造でなくては… 」 というこだわり派の方々にもきっとご満足いただけます。
優れた耐震性能
パーツのひとつひとつに最高を求めたら必然的にパワーアップしました。
従来の工法、 材料に比べ、構造材は1.5倍、 仕口部は2倍の強度を持っています。
人や自然に優しい素材
構造材やパネルの材料のほとんどは、小径木等通常は資源となりにくい材も有効活用できる、 構造用合板や集成材などの 「エンジニアリングウッド」 を使用しています。
また構造用合板は、 人体に有害なホルムアルデヒドの放出量が一般の合板に比べ、 極微量です。
仕口部に接合金具を使用
接合金具使用により木を傷めず、各部材との強度的バランスを保ち、高精度で強靭な品質を実現しました。これにより在来軸組工法のほぞ加工による接合より接合強度をより高めることができます。
主要構造材には構造用集成材を使用
- 集成材の原料となる板は、全てKD材(乾燥材)で含水率を15%以下にまで落としています。そのため反りやネジレなどがほとんど無く、品質も安定しています。
- 天然木には、大節、割れなどの欠点があります。集成材はそれらの欠点を除いたうえ、積層することにより、品質を均一化し、強度性能(平均強度はムク材の約1.5倍)を高めました。
- 集成材は、防火性能が高いです。木材は燃えますが、断面が大きくなると表面は焦げて炭化層ができ、酵素の供給が絶たれ、燃え難くなります。
Hiユニ構法の構成概要図
Hiユニ構法の建て方の流れ